chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

形状ディスプレイ+AR(コンピュータの論文を調査 No.23)

読んだ論文を自分なりに整理してみます。

今回の論文

今回は以下の論文を読みます。
"Sublimate: State-Changing Virtual and Physical Rendering to Augment Interaction with Shape Displays"(2013)

vimeo.com

どんなもの?

形状ディスプレイと拡張現実を統合したシステム

先行研究との違い
  • 仮想モデル、物理モデルという二つの表示方法を迅速かつ流動的に切り替えられる
  • 内部のパーツを操作する際に仮想モデルを表示し、タッチ・整形する際に物理モデルで表示する
  • こうすることで両者の利点を得られる
実装

2つの構成がある

1. 形状ディスプレイ+光学シースルー


2. 形状ディスプレイ+タブレット

  • iPadで撮影および表示を行う
  • iPadなしでも分かるようにプロジェクターでの投影も行う
検証方法

ユーザ調査を行った
仮説:
1. 物理的な入力は空中ジェスチャー入力よりも簡単かつ高速
2. 指や単一点のみでのインタラクションより手全体を使ったインタラクションの方が簡単かつ高速

議論
  • 現在の形状ディスプレイには解像度、表示速度、自由度に制限がある

関連研究

AR用のシースルーディスプレイ

BimberらのThe virtual showcase(2001)
youtu.be

AR用のシースルーディスプレイ+手動入力

HachetらのToucheo(2011)
www.youtube.com

AR用のシースルーディスプレイ+手動入力+触覚フィードバック

PHANTOMデバイスを使って操作(2004)
youtu.be

投影ベースのAR

プロジェクションマッピングの歴史
projection-mapping.org
RaskarらのShader lamps(2001)
www.youtube.com

物理オブジェクトを制御するためのARインターフェース

HashimotoらのTouchme(2011)
www.youtube.com