chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

【HCI論文】SweepCanvas (2017) - ARスケッチ+部屋のRGB-D -

今回の論文

"SweepCanvas: Sketch-based 3D Prototyping on an RGB-D Image"(UIST 2017)

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背景

3Dモデリングは、グラフィクス分野とHCI分野の両方で重要な研究テーマとなっている

大きな課題
いかにして実空間上での3Dモデリングを実現するか("modeling in context")

先行研究

SecondSkin(2015)、SmartCanvas(2016)、Insitu(2011)のような従来の"modeling in context"のシステムでは、完全な3Dモデル、事前に定義された3D平面のセット、または計算された点群のいずれかが入力として必要

小さな課題
"modeling in context"における、3D情報を得るためのユーザの事前の操作をいかにして減らせるか

本研究

・RGB-D画像を利用し、事前の操作を大幅に省略する
・平面抽出アルゴリズムと、2Dストロークのペアから3Dストロークを自動的に推論するための最適化アルゴリズムによって、RGB-D上のスケッチを可能にする

評価実験

簡単なモデルの作成、複雑なモデルの作成、自由なモデル作成の三つのタスクとアンケートによって評価を行った

今後の課題

・単一の画像や映像上で本研究と同様のシステムを作る
VRやARなどの他のアプリケーションへの適用

関連研究

SnapToReality(2016)
・3Dモデリングではなく、3Dスナップ(配置)の文脈でRGB-Dを利用
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