【HCI論文】Smart Ubiquitous Projection (2016) - デジタルコンテンツの投影に適した平面の検出 -
今回の論文
"Smart Ubiquitous Projection: Discovering Surfaces for the Projection of Adaptive Content"(CHI EA 2016)
背景
部屋にデジタルコンテンツを配置して、没入型のインタラクティブな環境を作るUbiquitous projectionの研究が盛んに行われている
大きな課題
コンテンツの投影でいかにして没入感のある部屋を作れるか
先行研究
IllumiRoom(2013), RoomAlive(2014) などでは、部屋のすべての平面や物体を投影対象と捉えた
小さな課題
プレゼンテーションやドキュメントなどの情報ベースのメディアを再生する必要のある、オフィスや会議の場では、これは適切ではない
本研究
ユーザーに対して適切な特性と位置を持つ平面のみを検出し、その平面をディスプレイとして利用できるようにする
実装
ランダムフォレスト、RANSAC平面検出、長方形フィッティングの順で行う
評価実験
なし
今後の課題
・システムの完全自動化
・ユーザインタラクションのサポート
・実際の会議でこのシステムを利用し、評価を行う
関連研究
IllumiRoom(2013), RoomAlive(2014)
・"projection everywhere"の一例である
・プロジェクションで部屋に没入感をもたらす
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