【HCI論文】Holoportation (2016) - ホログラム+遠隔コミュニケーション -
今回の論文
"Holoportation: Virtual 3D Teleportation in Real-time"(UIST 2016)
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どんなもの?
深度カメラを用いて、人や物体を含む空間の3次元再構成を行う
また、それを送受信することで遠隔の人が自分と同じ場所に存在するかのように会話できる
先行研究との違い
・リモート/ローカルどちらのユーザの動きも制限されない
・リモートで3Dキャプチャを表示することで、同じ空間に共存できる
・人体だけでなく、家具や小道具などほかの物体の再構成も行う
実装
・360°撮影のために被写体を囲むように8つのカメラポッド(2つのIRカメラと1つのRGBカメラ)を配置
・深度推定にアクティブステレオを使用
・CRFを用いて、グリーバックを使わずに必要な領域のみ切り取る
・"Fusion4D(2016)"の技術を使って、得られた深度マップから3dモデルを生成
・8方向からのRGB画像を使って、テクスチャを付ける
検証方法
・コミュニケーションおよび物体操作のタスクを被験者に行ってもらった
議論
・ヘッドセットがアイコンタクトに悪影響を及ぼす
・多くの高価なハードウェアを必要とする
・低遅延通信には効率的な圧縮方法が必要
関連
疑問
・occlusionってなんだ?
knowledge.shade3d.jp
・color-artifact?artifactってなんだ?人工物?
→ データのエラーのこと Artifact (error) - Wikipedia
関連研究
ステレオ投影を用いたもの
blue-c(2003)
youtu.be
動きが制限されるもの
Telehuman(2012)
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動きが制限されないもの
Beam-Pro(2015)
www.youtube.com