chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

電磁石でオブジェクトを動かす(コンピュータの論文を調査㉒)

読んだ論文をまとめます。適宜修正します。


今回は以下の論文を読みます。
"The Actuated Workbench: Computer-Controlled Actuation in Tabletop Tangible Interfaces"(2002)

vimeo.com

①どんなものか
磁力を使ってテーブル上のオブジェクトを2次元で移動させるデバイス

②先行研究と比べてどこがすごいか
これまで入力に物理的なオブジェクトを用いていても、出力は音声もしくは映像だった。
このデバイスを使えば出力にオブジェクトを用いることができ、フィードバックループをつくれる。

③技術や手法の肝
64個の電磁石を使ってテーブルを作り、磁石のついたオブジェクトを動かす。
電磁石の影響があるので電磁センサは使えないため、カメラを使ってオブジェクトを追跡する。
パルス幅変調によって個々の電磁石の強度を制御でき、それによって動きを滑らかにできる。

④どうやって有効だと検証したか
システムの実装とアプリケーションの提案。

⑤議論はあるか
PsyBenchと似ているが、PsyBenchでは移動の向きを指定できなかったが、今回は指定できる。

⑥次に読むべき論文
“Bricks”(1995)

(コメントいただけると嬉しいです。)