ローラーを用いて遠隔で触覚を共有(コンピュータの論文を調査㉑)
読んだ論文をまとめます。適宜修正します。
今回は以下の論文を読みます。
"Tangible Interfaces for Remote Collaboration and Communication"(1998)
①どんなものか
オブジェクトを用いたインターフェスであるTUIを用いて、リモートでの共同作業をサポート。
PSyBench:電磁石を使ってオブジェクトの位置を共有する
inTouch:ローラーを使って触覚を共有する
②先行研究と比べてどこがすごいか
リモートでのマルチユーザーインタラクションが可能になるようにタンジブルインターフェースを拡張した。
③技術や手法の肝
PSyBench:格子状に配置されたスイッチを使ってオブジェクトの位置を把握し、ボードの下の電磁石によって移動する。
inTouch:ローラーの動きを位置センサによって監視し、同期する。
④どうやって有効だと検証したか
二つのアプリケーションPSyBenchとinTouchの開発。
⑤議論はあるか
物理的な世界での相互作用を用いることで、デジタルでの共同作業を手助けできる。
⑥次に読むべき論文
“The Actuated Workbench”(2002)
(コメントいただけると嬉しいです。)