形状ディスプレイを使って共同作業(コンピュータの論文を調査No.20)
読んだ論文を自分なりに整理してみます
今回の論文
どんなもの?
物体や体の一部の形状をキャプチャして、遠隔地でレンダリングし、共同作業を行う
先行研究との違い
・PsyBench(1998)やActuated Workbench(2002)などの物体を使った共同作業では共同作業者の存在が伝わりづらい
・これまでの形状ディスプレイの多くは同じ場所にいるユーザによる操作のみ扱っていた
対してこの研究は
・形状ディスプレイを用いることで共同作業者との間の関係を切断させない
・形状ディスプレイを共同作業に利用する
実装
出力
・inFORM(ピンディスプレイ)プラットフォームを使う
・作動速度は0.644m/s
・最大1.08Nの出力が可能
検証方法
制限された自由度の中で行えるインタラクションの有用性を調査
議論
・物体を掴めない(ロボットグリッパーと組み合わせる?)
・ピンディスプレイの解像度の低さが、表現できるコンテンツに影響を及ぼす
・リモートオブジェクトとローカルオブジェクト間の衝突が想定される
・ネットワーク遅延への対応
関連研究
PsyBench(1998)
・電磁石で物体を動かす
・共同作業者の存在が伝わりづらい
vimeo.com
Lumen(2004)
・形状ディスプレイを使って遠隔表示を行う
・共同作業には用いられていない
chindafalldesu.hatenablog.com