chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

【HCI論文】Dynablock (2018) - 再構成可能な3Dプリンタ -

今回の論文

"Dynablock: Dynamic 3D Printing for Instant and Reconstructable Shape Formation"(UIST 2018)

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動画の疑問点
・自動的に指定した形状のブロックをつくる研究?
・ユーザはどんなインタラクションができるのだろうか?

どんなもの?

・従来の3Dプリンタのように任意の形状のオブジェクトがつくれ、形状変化ディスプレイのように素早く形成可能で再構成可能な3Dプリンタ

先行研究との違い

・これまでの動的な3D形状の形成システムはコストのスケーラビリティ、速度のスケーラビリティ、解像度の点において問題があった

それに対し、Dynablockは
・ひとつの層全体を並列に形成し、高速に接続、切断を行うメカニズムを用いることで、問題を改善

実装

・接続部には安価でシンプルな永久磁石を用いる
・一層ずつ接続を行う

1. 永久磁石間に遮蔽物を設け、すべての磁石が切断されている状態をつくる(初期状態)
2. 層ごとに、接続を行いたい部分を持ち上げ、遮蔽物から切り離す
3. 持ち上げられた磁石はすべて接続されている

・これをN層に対して行う

検証方法

・複数のデモアプリケーションを作成

議論

・ブロックを小型化し、解像度を高めるには、並列アセンブラを小型化する必要がある
・組み立て時間は作動ピンの移動時間にのみ依存する

関連

答え合わせ

・自動的に指定した形状のブロックをつくる研究? 
→ 再構成ができること、高速で形成できることがメイン

・ユーザはどんなインタラクションができるのだろうか?
→形成されたブロックは取り外せ、自由に扱える

似てる研究

・ピンディスプレイを使って、オブジェクトを回転、水平移動させ、新たな形状をつくる
chindafalldesu.hatenablog.com