chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

【HCI論文】LiftTiles (2020) - 空気椅子に座る -

読んだ論文を自分なりに整理してみます。

今回の論文

"LiftTiles: Constructive Building Blocks for Prototyping Room-scale Shape-changing Interfaces"(TEI 2020)

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動画の疑問点
・タイルの側面はどうなっているんだろう?
・タイルの上面を水平に保つ事はできるのだろうか?

どんなもの?

・空気圧で動く2.5次元ディスプレイを用いた部屋規模のインタラクション装置
・簡単にプロトタイピングが行えるように設計

先行研究との違い

・近年、体全体を用いた形状変化ディスプレイが提案されているが、法外なコストがかかる
・LiftTileはそのようなディスプレイのプロトタイピングのためのツール

実装

・チューブにばねを取り付けることで、チューブの動きを制御する
・チューブに板を取り付けることで座ったり、乗ったりできるようにしている

検証方法

・既存の形状変化ディスプレイを参考にサンプルアプリケーションをつくることで、この装置のプロトタイピングのしやすさを主張

議論

・空気圧アクチュエータを囲う機構が不安定
・膨張、圧縮にかなり時間がかかる(完全に膨らませるのに16秒、完全に圧縮するのに4秒かかる)
・ユーザ入力を行える機能が備わっていない
・高さをトラッキングする必要あり

関連

答え合わせ

・タイルの側面はどうなっているんだろう?
→望遠鏡のように層をつくり、一層ずつ側面が表れる

・タイルの上面を水平に保つ事はできるのだろうか?→不安定

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