chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

【HCI論文】Scenariot (2018) - AR+IoT操作+距離 -

今回の論文

"Scenariot: Spatially Mapping Smart Things Within Augmented Reality Scenes"(CHI 2018)

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どんなもの?

・周囲のスマートデバイスの位置特定を行い、AR空間にマッピングする
・そこで得られた空間情報を使うことでその場でのインタラクションを行える

先行研究との違い

・AR上にIoT用のUIを表示
・IoTの位置を特定
この二つを行う研究はない

実装

・AR表示のための端末およびIoTデバイスに、以下が取り付けられたマイクロコントローラを取り付ける
1. データの伝送のためのWi-Fiモジュール
2. 距離計測のためのUWMユニット
3. センサーデータを得るためのIoTインターフェース

検証方法

・技術調査でローカリゼーションの精度を調べた
・タスク調査で空間的インタラクションを検証した

議論

・大規模なスマートルームの場合、すべてのデバイス間の距離が利用可能かは分からない
・屋外環境で利用できるか
・音声コマンドなどと異なるインタラクション方法の検討
・ヘッドマウントディスプレイの利用の検討

操作するIoTデバイス

・照明
・テレビ
・プリンター
・扇風機
・加湿器
・スピーカー

関連研究

Reality editor(2013)
・ARを利用して実物体にGUIを重ねる
・位置特定は行っていない
chindafalldesu.hatenablog.com

Proxemic-aware controls(2015)
・IoTデバイスの位置情報を利用する
・ARでの表示は行っていない
chindafalldesu.hatenablog.com

Monocular slam supported object recognition(2015)
・カメラの視野内で物体を検出する
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