chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

【HCI論文】TeleHuman2 (2018) - 円筒型ディスプレイ+ホログラム+遠隔コミュニケーション -

今回の論文

"TeleHuman2: A Cylindrical Light Field Teleconferencing System for Life-size 3D Human Telepresence"(CHI 2018)
www.youtube.com


どんなもの?

円筒型ディスプレイに全身の3Dビデオを伝送することで対話を行うホログラムテレプレゼンスシステム

先行研究との違い

MicrosoftのHoloportationはHMDによって顔を隠される
・ステレオグラスなしで立体視を表示させる研究はほとんどない

実装

・20度ごとに1台のZEDカメラを配置し、リモートでユーザを撮影する
・ディスプレイは、高さ195 cm、直径75 cm、厚さ5mmのアクリル製の中が空いているチューブで作られている

検証方法

矢印を使ったタスクによるユーザ実験を行い、システムの精度を測った

議論

・10FPSとフレームレートが低い
・このシステムの運動視差は59度に制限されているがプロジェクターを増やせば360度に拡張可能
・直径がより大きい円筒を使えば、2人以上の投影が可能
・双方向システムに拡張可能

関連動画

・運動視差ってこういうのかな
www.youtube.com

関連研究

blue-c (SIGGRAPH 2003)
・運動視差と立体視を利用
・ステレオグラスを使う
youtu.be

Holoportation
・AR/VRを用いる
・アイコンタクトがとれない
chindafalldesu.hatenablog.com