【HCI論文】Temporally Enhanced 3D Capture of Room-Sized Dynamic Scenes With Commodity Depth Cameras (2014) - 部屋全体の3D構造をキャプチャ-
今回の論文
"Temporally Enhanced 3D Capture of Room-Sized Dynamic Scenes With Commodity Depth Cameras"(IEEE 2014)
どんなもの?
時間情報を用いることで、商用の深度カメラを使った部屋全体の3D構造をキャプチャを実現
・シーンを静的/半静的/動的の三つに分類し、それぞれのシーンに合わせて時間情報を使う
・オブジェクト間のインタラクションをトラッキングする
先行研究との違い
・KinectFusionでは一つのKinectカメラを使って静的なシーンのキャプチャを行った
・以前の筆者らの研究では、単一の動的オブジェクトの追跡およびスキャンを行った
今回の研究では
・動的なシーンをキャプチャ
・複数の動的オブジェクトを追跡およびスキャンする
・時間情報を使う
実装
・静的なオブジェクト(壁や床)と半静的なオブジェクト(椅子や机)は、事前に一つの深度カメラを動かして撮影する
・ライブキャプチャ中、静的なオブジェクトは、ライブ映像の代わりに、事前に撮影されたデータを使い、
半静的なオブジェクトは、事前データを元に変形する
議論
・かなり時間がかかり(1フレームあたり1分)、リアルタイム構築からは程遠い
・これは、GPUの導入とパラメータ空間の縮小で改善が期待できる
・参照フレームに対してオープンジェスチャが必要