【HCI論文】SpaceTop (2013) - 3D空間にウィンドウを配置 -
今回の論文
"SpaceTop: Integrating 2D and Spatial 3D Interactions in a See-through Desktop Environment"(CHI 2013)
どんなもの?
・既存の2Dインターフェースと3Dインターフェースを融合
・一般的なコンピューターのようなタイピングやクリックの機能と、3Dで浮かぶオブジェクトを手で動かす機能を有する
先行研究との違い
・これまでに発表された2Dと3Dを組み合わせたインターフェースはすべて3DCADの操作に焦点を当てている
・それに対して、この研究は文書の操作などの日常的な利用に焦点を当てている
実装
・2台の深度カメラを使う
・一つは顔を追跡し、一つは手を追跡する
・HoloDesk #1では「ペッパーズゴースト」手法を利用しているが、SpaceTopは透明ディスプレイ #2を使っている(透過率は20%)
検証方法
・2Dと3Dのインタラクションを切り替えるタスクを与え、かかった時間、精度、アンケートによって評価
・テキスト処理(検索やコピー)のタスクを与え、感想を聞いた
議論
・単視ディスプレイの代わりに立体視ディスプレイを用いるのはどうか
・人間工学に基づいて設計すればより使いやすくなる
関連
似てる研究
2Dと3Dを組み合わせた研究(3DCADが主な用途)
www.youtube.com
www.youtube.com
脚注
#1. HoloDesk: Direct 3D interactions with a situated see-through display (2012)
chindafalldesu.hatenablog.com
#2. 透明ディスプレイ
panasonicはこういうのを出している
channel.panasonic.com
sharpも
corporate.jp.sharp
透明ディスプレイの仕組み
japan.cnet.com