chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

ピンディスプレイで物体を操作(コンピュータの論文を調査㊲)

読んだ論文をまとめます。適宜修正します。


今回は以下の論文を読みます。
"Kinetic Blocks: Actuated Constructive Assembly for Interaction and Display"(2015)

vimeo.com


①どんなものか
ピンベースの形状ディスプレイ上での組み立て、分解、再組み立てなどの3次元のオブジェクト操作の手法の提案。

②先行研究と比べてどこがすごいか
ユーザの操作ではなく、コンピュータによるオブジェクト操作に焦点を当てた。

③技術や手法の肝
・分解が容易な木製ブロックを使った場合と、複雑で永続的な形を作れる磁気ブロックを使った場合の手法をそれぞれ考案。
・キネマティックブロックを使って縦方向の力を他の方向の力に変換し、回転などを可能に。

④どうやって有効だと検証したか
機能を実証するアプリケーションの開発。
テストを複数回行い、エラー回数の記録で技術の信頼性を評価した。

⑤議論はあるか
開ループ制御なので組み立て技術の精度に依存している。
センサやコンピュータビジョンを使ったフィードバックによる補正が必要。

⑥次に読むべき論文
"Programmable matter"(2005)