chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

【HCI論文】Spacetime (2018) - VRでの3つの独自のインタラクション方法 -

今回の論文

"Spacetime: Enabling Fluid Individual and Collaborative Editing in Virtual Reality"(UIST 2018)

www.youtube.com

どんなもの?

3つの独自のインタラクション方法を提案し、それによってVRにおける個人での作業が強力にサポートされ、共同での作業が行いやすくなることを示した

先行研究との違い

既存のVRにおけるインタラクション方法をカプセル化しつつ、独自のインタラクション方法を加えることで、流れるような共同作業を可能にした

実装

3つのインタラクション方法
1. Container
ナビゲーション、選択、操作の豊富な機能をカプセル化した

2. Parallel Objects
オブジェクトを複数の状態で並列に存在させられるようにすることで、複数のユーザが同時に操作できるようにする

3. Avatar Objects
ユーザをオブジェクトとして扱い、直接操作できるようにした

検証方法

専門家とのアンケートおよびインタビューによって、提案手法の有用性および有効性を調査した

議論

・パラレルオブジェクトが1つにマージする機能を導入できそう
・ユーザ数を増やして機能を評価する
・MRへの拡張が考えられる

先行研究

Virtual reality on a WIM (1995)
・ミニチュアを使って遠くのオブジェクトを操作
chindafalldesu.hatenablog.com

Voodoo dolls (1999)
・人形を使って遠くのオブジェクトを操作
chindafalldesu.hatenablog.com