【HCI論文】Don’t Panic (2019) - ミニチュアでVR世界をコントロール -
今回の論文
"Don’t Panic: Recursive Interactions in a Miniature Metaworld"(VRCAI 2019)
どんなもの?
・MetaWorldという概念を提唱した
・MetaWorldという仮想世界ではその仮想世界のミニチュアが存在し、そのミニチュアに対するアクションは仮想世界にも同じように影響を与える
・このコンセプトを、MetaCityというアプリケーションを作成することにより検証した
先行研究との違い
・Virtual reality on a WIM(1995)では、ミニチュアを通じてのインタラクションしか行えず、仮想世界に直接インタラクトすることはできなかった
MetaWorldでは
・ミニチュアに対しても仮想世界に対してもインタラクトできる
・仮想世界に没入するだけでなく、仮想世界の設計を行える
実装
・MetaCityはUnity 2018 3D Game Engine、SteamVRプラグイン、Polygon City Packを使って作成され、HTC VIVE上でテストされた
・MetaWorldではミニチュアの内外で物理法則を変更する
・ミニチュアを傾けたり、揺らすことで仮想世界も同様に傾き、揺れる
検証方法
なし
議論
以下のようなアプリケーションを作成できるだろう
・インテリアデザイン
・都市計画
・ゲーム世界のデザイン
など
関連研究
Virtual reality on a WIM(1995)
・ミニチュアを通じてのインタラクションしか行えない
chindafalldesu.hatenablog.com
ミニチュアの利点
・仮想世界を二つの視点で見れる(木を見て森も見える)
・仮想世界に没入するだけでなく、仮想世界の設計を行える