【HCI論文】Body cyberization by spatial augmented reality for reaching unreachable world (2017) - SAR+伸縮する腕 -
今回の論文
"Body cyberization by spatial augmented reality for reaching unreachable world"(AH 2017)
どんなもの?
投影された手を伸び縮みさせてインタラクションを行う
先行研究との違い
・VR/ARの研究で身体の拡大縮小によって、視点の移動を扱う研究はあるが、手の伸縮は扱っていない
・SAR(Spatial augmented reality)の分野では手を使ったプロジェクションはあるが、手の伸縮を使ったプロジェクションはない
・影を使った手の伸縮の制御は、光源の位置の影響を受ける
実装
・タッチパネル上の手の移動/回転に合わせて、投影された手の移動/回転を行う
・タッチパネルを使って、開く/閉じる/クリック/ポイントの四つのジェスチャーを検知する
・ Kalman filterとHysteresis filterという二つのフィルターを使って、手の揺れを安定させる
検証方法
・投影された手がユーザの手であるように感じさせられているか調査
・ゴム手錯視研究で行われる手順に基づいて、精神物理学的研究を実施
議論
・投影面が平面でない場合、手の投影が歪んでしまう
・利用する状況に応じて最適な手の大きさ、および腕の増幅率を調査する必要がある