chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

【HCI論文】Megereality (2020) - AR+IoT操作+アフォーダンス -

今回の論文

""Megereality": Leveraging Physical Affordances for Multi-Device Gestural Interaction in Augmented Reality"(CHI EA 2020)

www.youtube.com
https://www.youtube.com/watch?v=MSvP1Cto5UY

どんなもの?

ARを介した複数デバイスの操作を、アフォーダンスとメタファーを用いることで補助する

先行研究との違い

Megerealityは既存のARによるIoT操作にアフォーダンスを加えている

実装

ハードウェア
Oculus Rift VR と Zed Mini でAR表示を行う
・スマートライトにPhilips Hue light bulb を利用
・ディスプレイとタブレット間の同期にOpen Sound Control (OSC) を利用

プロトタイプ

  1. 付箋をタブレットからAR空間へ
  2. 3DモデルをディスプレイからAR空間へ
  3. スマートライトの操作

1では、アフォーダンスとしてpull操作を利用
2では、アフォーダンスとしてpull操作、メタファーとして陰影および色の変化を利用
3では、メタファーとして"Slurp"同様にスポイトを利用し、アフォーダンスとしてピンチ操作および色の吸い込みアニメーションを利用

検証方法

なし

議論

今後、下記を実施する
・IoTデバイスとのインタラクション方法の拡張
スマートホームでの一連のユースケースの開発
・ユーザ調査による定量的な評価

関連研究

Reality editor(2013)
・AR+IoT操作
アフォーダンスを利用していない
chindafalldesu.hatenablog.com

Slurp(2008)
・スポイトのアフォーダンスを利用
vimeo.com