大型ディスプレイに魔法のレンズを活用(コンピュータの論文を調査②)
読んだ論文をまとめます。適宜修正します。
今回は以下の論文を読みます。
"BodyLenses: Embodied Magic Lenses and Personal Territories for Wall Displays"(2015)
(※マジックレンズとはディスプレイ上でウィンドウをレンズのように扱い、それを通すと違ったものが見えるようにするシステムである。
www.youtube.com)
⓪前回からの流れ
ディスプレイを大きくすることで
→扱える情報が増えた(表示する領域が増えたため)
→マウスに代わる新たな入力装置が必要になった(近距離ではタッチ、離れた場所ではデバイス)
タッチという入力に他のメディアを挟むことで機能を拡張。今回はそこにマジックレンズを用いた。前回はスマートウォッチを用いた。
①どんなものか
・マジックレンズをマウスとキーボードの代わりに身体を使って制御する。
・レンズによって個人の作業領域をつくる。
②先行研究と比べてどこがすごいか
身体による入力の研究、デバイスと人の距離の研究、マジックレンズの研究を組み合わせた。
③技術や手法の肝
身体の動き、画面との距離によって、レンズ(ウィンドウ)を変化させる。
④どうやって有効だと検証したか
システムの実装
⑤議論はあるか
状況に適したレンズの形がまだわかっていない。
混雑した状況でのユーザ特定が正確に行えない。
⑥次に読むべき論文
“Body-centric Interaction”(2010)
(コメントいただけると嬉しいです。)