chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

砂を使ったディスプレイ(コンピュータの論文を調査㉟)

読んだ論文をまとめます。適宜修正します。


今回は以下の論文を読みます。
"Bringing Clay and Sand into Digital Design --- Continuous Tangible user Interfaces"(2004)

vimeo.com


①どんなものか
物理オブジェクトを用いた入力によって設計プロセスの初期フェーズをサポートし、コンピュータ計算による出力で最終フェーズをサポートする。

②先行研究と比べてどこがすごいか
・景観設計に物理オブジェクトとコンピュータを同時に用いる。
・Urpなどの他のTUIと比べて、複雑な形状を扱うことができる。
・他のTUIとは異なり、設計の初期フェーズを手助けする。

③技術や手法の肝
・Illuminating Clayには高精度だが低速なレーザースキャナーを用いた。
・SandScapeでは台の下から赤外線を放射し、砂を通過して出てきた赤外線の強度を測った。これは高速だが、精度が低い。

④どうやって有効だと検証したか
ユーザビリティ調査を行い、普通の粘土を用いた場合とIlluminating Clayを用いた場合の違いを調査した。

⑤議論はあるか
CADで作ると困難で時間のかかる非常に複雑な形状をすばやく作成できる。

⑥次に読むべき論文
“Urp”(1999)

(コメントいただけると嬉しいです)