chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

イジリとは何か

共同体を軸に様々な概念を解釈してみる。
今回は「いじり」について考える。


共同体は価値観や倫理観、能力の近い者で構成されている。
それに合致する者はその共同体に入れる。それがまったく違うものはその共同体に入れない。
例えば、ある仲良し共同体に同じ小学校の同じクラスの生徒は入れるが、ある知らない大人はそこには入れない。
ほとんど同じだけど少し違うものには拒絶反応が起きる。共同体に異物が混入しそうという懸念からである。
例えば、小学生と同じような知識や価値観をもつがロボットのペッパー君はその仲良し共同体には入れないどころか、酷く拒絶される。


少しの違いを許容できるために行うのが、「いじり」であり、自虐である。これによって共同体との価値観の合致を示す。
例えば、見た目のまったく違う外国人の小学生は価値観や倫理観が合致していれば、自分の容姿を自虐的に表現することによって、その仲良し共同体に入ることができる。
しかし、「いじり」によってどれほどの違いを許容できるようになるかはわからない。
例えば、ある知らない大人はいくら自分を自虐してもその共同体には入れない。


ペッパー君であっても自分の容姿や所作を「いじる」ことで、ある人間による共同体に参加することができるようになるのかも知れない。