1970年代のコンピュータ(AltoとDynabook)②
これはコンピュータの歴史についてのメモ書きである。
1973年にゼロックス社のパロ・アルト研究所によって「アルト(Alto)」という小型コンピュータの稼働が開始された。アルトはスティーブ・ジョブズに大きな影響を与え、リサやマッキントッシュの開発につながった。
Alto(アルト)は、現代まで続くマウスによるウインドウ操作 (GUI) を導入した最初の試作コンピューター。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Alto
アルトはアラン・ケイの「ダイナブック」というコンセプトをもとに製作された。ダイナブックとは、本や楽器などのすべてのメディアを超える、万能なメディア装置としてコンピュータを指す概念である。
ダイナブック(Dynabook)とは、アラン・ケイが提唱した理想のパーソナルコンピュータ(パソコン)である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ダイナブック
アルトにはアラン・ケイが開発したスモールトーク(smalltalk)というオブジェクト指向型の言語が使われていた。スモールトークは、子供が扱えることを目指したLOGOという言語と1960年代に開発されたオブジェクト指向型の言語SIMULAを参考に、単純でかつ専門家でも使えるほど高度な言語を目指した。
Smalltalk(スモールトーク)は、Simula のオブジェクト(およびクラス)、LISPの徹底した動的性、LOGO のタートル操作や描画機能に、アラン・ケイの「メッセージング」というアイデアを組み合わせて作られたクラスベースで手続き型の純粋オブジェクト指向プログラミング言語、および、それによって記述構築された統合化プログラミング環境の呼称。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Smalltalk