chinda_fall_desu’s diary

竹内豊の日記

ヒューマンコンピューターインターフェースをもっと知りたいなー

ハイパーテキストの歴史

1945年、ヴァネヴァー・ブッシュは「As We May Think」という論文で理論的なプロトハイパーテキストシステムmemexを発表、提唱した。

ブッシュが想像した memex は、個人が所有する全ての本、記録、通信内容などを圧縮して格納できるデバイスであり、「高速かつ柔軟に参照できるように機械化されている」ものである。memex は「個人の記憶を拡張する個人的な補助記憶」を提供する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Memex

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1965年、テッド・ネルソンは複合ドキュメントを他のドキュメントの一部から形成する、トランスクルージョンという概念に関する論文を発表し、そこで「ハイパーテキスト」という用語を発表した。彼はトランスクルージョンを使った双方向のハイパーテキストシステムXanaduの開発を目指した。

ザナドゥ計画 (Project Xanadu) は、世界最初のハイパーテキスト開発プロジェクトである。1960年、テッド・ネルソンにより創始された。開発は長期に及び、1998年にProject Udanaxとしてソースコードを公開。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ザナドゥ計画

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memexの影響を受けたダグラス・エンゲルバートは1968年にデモでハイパーテキストを実装したシステムNLSを発表する。ハイパーテキストだけでなく、GUIやマウス操作などあらゆる技術を組み合わせた革新的なシステムを実演して見せたため、このデモは「すべてのデモの母」と呼ばれている。

NLS(oN-Line System)は、ダグラス・エンゲルバート率いる研究者チームが1960年代にスタンフォード研究所(SRI)内の Augmentation Research Center (ARC) で設計・開発した革新的なマルチユーザー連携システム。

https://ja.wikipedia.org/wiki/NLS

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そして1990年にティム・バーナーズ=リーXanaduを単純化した単方向のハイパーテキストシステム、World Wide Web(WWW)を発表する。

World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ、略名:WWW)とは、インターネット上で提供されているハイパーテキストシステムである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/World_Wide_Web

WWW は、双方向ではなく単方向のリンクを使用する。これにより、何らかの資源の所有者と連絡を取らなくてもリンクすることが可能となった。これによって WWW サーバやブラウザの実装も簡単になっているが、同時にリンク先の資源がいつの間にか無くなるという問題も発生させることとなる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/World_Wide_Web

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